お名前は仮名です。対応内容については事実をもとに、詳細を略し個人の特定ができないように配慮しています
入居された方の事例を主に掲載しています。入居対象のご本人が施設入居を拒んだり、相談時に施設情報を提供して終わるケースや持病、医療依存が高くて対応が難しい方、経済的に施設入居が困難な方などの相談もあります。
以前、サービス付き高齢者住宅に父親を紹介したH氏から、父親の体調が急激に落ちたため今の施設では生活が困難になり、施設の住み替え相談があった。
翌日、サービス付き高齢者向け住宅の責任者からも対応が困難になった旨連絡あり。心当たりの介護者常駐の住宅型有料老人ホームに連絡を取り当日入居の相談を行う。経営者の了解をとり、夕方には身の回りの着替えだけ用意して次の施設に入居してもらった。本人は不服そうであったが、数日後病院で検査したところ脳内に出血があり入院手術になる。
体調不良の原因が分かり退院後は穏やかに過ごしている。父親は医療関係者であったことから今まで診察を拒んでいたが今回病院の診察を受けたことで治療に結び付いた。
普段、病院に行っていない場合、施設入居の際の病院診察で病気が分かるケースは時々ある。
2年ほど前、サービス付き高齢者向け住宅に入居したD子さん(60代)は、施設で快適に暮らしていたが遺伝性の難病を患っていた。救急搬送されることも多くなり徐々に自立歩行が困難となった為に次の施設を探すことに。今の施設を紹介した縁で、当法人に施設探しの依頼が来た。活発な性格で人と交流を好む人柄から、規模の小さい家族的雰囲気の住宅型有料老人ホームに転居。
受け入れた施設は、進行性の難病を心配したが、以前から介護難度の高い方の受け入れをしていることもあり、万一の場合について家族と話し合って入居となった。
入居後、立ち寄った際には元気に挨拶をしていた。それから3カ月後、毎月の大学病院検診から帰った後に体調が急変し帰らぬ人になった。亡くなるまで、普段と変わらない様子だったので、施設の担当者もショックを受けていた。
2年前に県外在住の子供さんから自宅での暮らしが難しくなった高齢の親夫婦を施設に入居させたいとの相談があり、面談したところご主人には認知があり奥さんは買い物や趣味を楽しむほど元気な方だった。夫婦一緒に生活したいとの希望があったためサービス付き高齢者向け住宅に二つ部屋を借りることになった。奥さんは自宅と同じように好きな時に外出をして、食事の際には認知症のご主人を連れて一緒に食堂に行く生活をしていた。
しかし入居して2年近くなると、ご主人の認知症の進行と奥さんの身体機能の低下などが見られるようになり、県外の娘さんが引き寄せる決断をした。
今まで、部屋は別でも距離を置いて暮らすことが夫婦の関係を保つことに役立ち、奥さんは友人との交流や趣味を楽しむことができた。
その時間を稼ぐことができたのは良かったかなと思う。
これからは娘さんも大変だろうが何とか元気にやってほしいと願う。
独居している94歳の母親を老人ホームに入居させたいと娘のFさんから相談
公営住宅に住んでいる母親のAさんが入居を予定していた施設斡旋業者から紹介された施設が満室だったため、部屋が空くのを待っていた。状況の問合せをしたところ職員の対応が面倒くさそうだったため、不信感を抱き入居予約をキャンセルしたとの事。
Fさんの居住地に近いエリアで施設を探し、母娘と当法人が紹介したケアマネジャーも付き添って見学を行った。Aさんも気に入り施設の受け入れも可能であったため、体験入居を経て無事に正式入居となった。
今回は、相談を受けた時点で要支援から要介護に移行したため、すぐに居宅介護支援事業所を紹介して施設入居時に速やかに介護保険が利用できる体制をとることができた。
入居後、母親に話し相手ができたとFさんから感謝のメールが届いた。
兄を入居している施設から他に移らせたいと妹のAさんから相談
病院から紹介されて住宅型有料老人ホームに入居したが当初から対応に不安を感じていた。入居契約前に他の施設を検討したい旨伝えるとキャンセルできないといわれやむを得ず入居した経過がある。
早急に見学できる施設をリストアップしたが見学の前日にAさんから兄が亡くなったとの連絡があり本件は終了。
ご本人が亡くなった原因を聞いておらず詳しい状況は不明だが、Aさんはもっと早く相談をしていれば結果は変わったかもと後悔していた。
両親が隣接しているサービス付き高齢者向け住宅とグループホームにそれぞれ入居していたが、娘のBさんからグループホーム入居中の母親の体の衰えも進行したので特養への住み替えできないかと相談があった。
場所の指定はないとの事だったので、特養とケアハウスが併設している事業所を探し、母親のTさんが特養に、父親のAさんは隣のケアハウスに入居した。特養内のデイサービス利用時には特養にいる妻に合うことも可能になり、入居利用費も大幅に抑えることもできた。
親の入居先を探す際には、訪問しやすい場所を優先で探すことが多いが、範囲を広げてご本人が暮らしてみて満足を得られる場所であることも重要。
病院でリハビリをしている母親Tさんと、自宅で何とか食事を摂っている父親Aさんを同じ高齢者向け住まいに入居させたいと娘のBさんから相談。早速病院の連携室に連絡を取りBさんと一緒にTさんに面会。ソーシャルワーカーに退院の時期と回復状況を確認したところ、自力生活は今後も困難な様子。リハビリの進捗状況でドクターの許可が出たら介護保険の区分変更申請をお願いする。
ご夫婦の身体状況が違うため同一施設に入居は難しい旨Bさんに説明。隣接の施設同士で入居可能な場所がないか探した結果、Aさんはサービス付き高齢者向け住宅に入居し、Tさんは隣接のグループホームに入居となる。Aさんはグループホーム敷地内にあるデイサービスに通うことでいつでもTさんに会うことができるようになった。
Aさんの入居先は最初に費用負担の安いケアハウスを検討したが、自宅の売却が予定されていたため、一時所得で1年間利用金額が上がることを考え利用費が所得に左右されないサービス付き高齢者向け住宅を選んだ。
昨年、親子で高齢者向けの住まいを数件見学後、しばらくは自宅で生活を続けることになり連絡が途絶えたご夫婦の娘Dさん(関東在住)より、母親が入院したため独居となった父親Gさんを高齢者向けの住まいに入居させたいとの連絡。父親一人では食事も不規則になるので不安であり自分が身近で世話も厳しいとのこと。幸いも前回見学をした近くのサービス付き高齢者向け住宅に空きが出る予定があったため、再度親子で見学後入居予約を行う。さらに部屋が入居可能になるまで自宅から通って食事の提供を受けることができた。
Dさんは安心して関東に戻り、健脚のGさんは入居後、時々自宅まで歩いて帰る生活をしている。
最初は夫婦で入居したい希望の方でも、見学した後に自宅で過ごすことを優先するケースはよくあります。
夫婦部屋を用意している高齢者向け住まいが圧倒的に少ないことや自宅より狭くなるスペースの中で暮らすイメージがなかなか浮かびにくく、住み慣れた近隣のコミュニティから離れることの不安などがあります。配偶者の入院をきっかけに残された方の入居は今後増えると思います。
自宅で転倒して入院した一人住まいの母親を安全な高齢者施設に入居させたいとの相談があり、入院先で母親のYさんと、帰省した一人息子のGさんと面会。数か所の施設名をリストアップしたが自宅に戻りたいとのYさんの強い希望があり、いったん自宅生活を続けることになる。
3か月後、Gさんから母親を施設見学に連れていきたいと申し出があり、別の病院で再度Yさんと面談。本人の意思を確認したうえでGさんの帰省のタイミングに合わせて見学スケジュールを作成し数か所を見学。Yさんが興味を示した施設に半ば強引に説得して入居申しこみを行い2か月後に入居。
現在、施設の生活が大変気に入り自宅の家財整理を行うまでになった。
遠方で生活基盤を作った子供が、郷里で一人住まいの親の安全を願って、高齢者施設の入居を勧めても時間がかかったり、説得を試みても無理なケースはよくある。本人を動かすきっかけが必要な場合がある。
地域包括支援センターからの紹介で認知症の母親を介護施設に入居させたいと娘のY子さんからの相談。
気に入ったデイサービスの利用継続を希望のため、近隣の施設を探したいとの事。生活保護世帯のため、市役所保護課担当者と連携して条件に合う施設探しを行う。
実家にY子さんが寝泊まりして特別養護老人ホームのショートステイを併用するなどして症状が落ち着いたとの事だったが相談から三か月を経過したころに、デイサービスの迎えにツエを振りまわして暴れ始めたとの連絡あり。
電話口でも切羽詰まった状態が伺えたことから精神科病院の連携室に連絡を行い、急ぎ案件として初診日を割込ませてもらう。当日、車から降りないため次回の入院日を決めて病院が薬を処方。数日後、数人に抱えられながら入院。
1週間後にY子さんから、母親に笑顔が戻り、個室から一般病棟に移ったと連絡あり。病院から帰るY子さんに手を振るようになったとの事。三か月の入院をめどに、介護施設を探す予定。
本件は知り合いのケアマネージャーの親戚。認知症の母親Yさん退院しても自宅生活が困難な為、娘のKさんから自宅に近い高齢者施設に入居させたいとの依頼。
対応内容
相談時に退院まで1ヵ月あることから、希望に近い施設の空室を確認してリストアップする旨伝えた。後日ご家族に連絡を取ったところKさんが探した施設に体験入居をしたが、せん妄(意識障害)が激しいため対応難しいと言われたの事。丁度手元で確認していたグループホームの空き情報を伝え、早速見学に行かれ幸い入居入居可能となり現在穏やかに暮らしている。
本件は、ご家族が積極的に動かれたことから当法人はご本人と面談することなく、ご家族の判断にゆだねた。施設の入居審査については事前に当法人が施設と打合わせを行ったほうが入居に結びつくと思われる。
娘さんが鹿児島の両親を呼び寄せて同居していたが、両親が要介護1と要介護2になり認知もあることから鹿児島の高齢者施設を探してほしいとの依頼
対応内容
ご夫婦の身体状況を電話とメールのやり取りで確認して入居できそうな高齢者施設をサービス付高齢者向け住宅を中心にリストアップ。娘さんが鹿児島に戻られた時に、施設の入居審査に必要な書類の説明を行った。
鹿児島の親戚と複数の施設見学の結果、気に入られた施設があったため施設あてに医療機関の診療情報提供をお願いする。
施設の審査も問題なく、入居する夫婦部屋の改修後関東から両親が移動されて入居となる。
本件は当法人だけでなく施設側も入居者面談ができないため、関東の居住地の担当ケアマネとの連絡や、娘さんが通院している医療機関すべてに診療情報を依頼するなどの協力でスムーズに入居することができた。
今回は万一、第一候補の施設から入居不可となった場合に備えて、第二候補の施設にも対応をお願いしていた。
姪御さん夫婦が叔母の自宅で同居し、叔母の面倒を見ていたがいたが認知症が進行し、家内徘徊で転倒骨折により入院。退院が迫っているがこのままでは自宅で対応できない。
対応内容
叔母の認知が進み姪御さん夫婦は夜も寝られない状態が続いていた。共稼ぎの姪御さん夫婦の生活にも支障が出始め、退院後に一緒に暮らすのは困難なので施設を探してほしいとの相談。
入院先でご本人と家族に面談。ご本人の気持ちは自宅へ戻ることだが姪御さんは限界を感じている様子。
当法人から病院の相談室に施設が見つかるまで退院を伸ばせないか交渉するも、骨折の治癒はしており退院日は決まっているので変更できないとのこと。
緊急処置としてご家族に精神科療養のある病院への入院を提案。市内数カ所に問い合わせを行い、すぐに対応できる病院を紹介。
退院の翌日にご家族が病院へお連れして即入院となった。現在も療養中。
当法人には年間2件ほど家族が困窮した相談があり精神科病院への紹介や取次ぎを行っている。そのため、鹿児島市内の主だった精神科病院の連携室や相談員と連絡が取れるようにしている。
教職のAさんは介護がついているとの説明を受け若干精神不安のある80歳代の母親D子様を住宅型有料老人ホームに入居させた。ところが2か月もしないうちに対応できないと退所を求められた。一時的に病院に預け途方に暮れていたところ、ケアマネジャーが当法人を紹介。
対応内容
入院先でソーシャルワーカーを交えてAさんと面会。数日間投薬により症状の改善を見守り、安定したら対応できる施設入居を紹介できることを説明。退院まで施設と交渉を行い病院とのやり取りを経て1週間後に紹介した施設に入所。今回は、再度精神不安が坊著になった場合、病院が受け入れする条件付きとなった。
空室を埋めるために受入れ打合わせが不十分であったり、職員に重い負担がかかる例は多い。
80歳代要介護3のA子様は入居していた施設から医療処置の為、系列の病院へ入院。食事を少量しか摂取しないため、胃ろうを薦められる。
対応内容
本人は鹿児島に身寄りはおらず、関東の親族より胃ろうを行わずに本人の穏やかに逝きたいとの希望をかなえてやりたいと、地域包括から紹介されて相談有。メールのやり取りを行いながら本人の面談を行い、病院へ親族の希望を伝え、経口摂取のトレーニングを重視した病院への転院協力を依頼する。
制度変更前の介護療養型病院で1ヶ月ほど経口摂取のトレーニングを行い、住宅型有料老人ホームへ入居した。
今後、遠方の親族の負担軽減を考え自宅家財整理や後見人、資産管理人を紹介予定。
事情があって県外の70代のご両親を引取り一時的に同居。娘様の家庭もあるため早急にご両親の住まいを見つける必要があった。
対応内容
本件は、市役所保護課との打合わせや、施設探しと担当者との交渉、見学などいくつかの作業があったため、まずは娘様に保護課の相談係へ手続きの確認に出向いてもらい、当法人では、夫婦入居可能な施設探しを行った。保護課からの支給限度額などを確認して入居可能な施設担当者と打合わせを行い、入居することができた。
初めての面談から徐々に奥さんに笑顔が見れるようになり、ご主人も冗談を言う様になったのが印象的だった。
施設の空室待ちとクリーニングなどで入居まで約2ヶ月ほどかかったが、娘様が役所や病院への診療情報提供依頼など動かれたことと市役所の保護課相談員の方が親切に対応してくれたことが良い結果に繋がった。
ご主人に認知症が見られ、奥様の持病もあり今後のご自宅での生活に危機感を感じ夫婦で入居できる施設探しの依頼
以前、ご夫婦共要支援の介護保険の認定を受けていたがサービスを受けることを好まず、更新されないままであったため長寿あんしん相談センター(地域包括)に連絡を取り再認定の手続きを依頼する。
高齢者向け施設に入居しても、介護保険サービスを利用することで福祉用具の購入や生活補助を受けられる旨説明する。夫婦入居可能な施設を何ヵ所か見学を行い最も気に入った施設では夫婦部屋の空きが無かったため、空きが出るまで向かい合わせのワンルームを2部屋使うことで入居。ご自宅は処分予定。
本件では最初、別の施設に入居が決まったが、ご夫婦が施設の対応に不信を感じ、キャンセルをされた。当法人がキャンセル後の処理を行ったが施設の対応に疑問を覚え後味の悪い印象を感じた。
県外の娘様より父親の入院で今後の生活を心配している母親を安全な施設に入居させたいとの相談
父親の入院によるストレスから母親は精神安定剤を服用中。このまま自宅での生活は困難な為至急安心できる施設に入居させたいと要望が県外から帰省している娘様からあり、ご家族がリストアップした施設と当法人がリストアップした施設の見学にお連れした。結果当法人が薦めたケアハウスに入居が決まる。最初暗いお顔だった母親も、見学をしているうちに今後の暮らしに希望が持てた様子でみるみる明るくなった。
本件では、説明不十分と感じる施設もあった。
息子様夫婦のご自宅でガン療養をしている80歳代母親の入居先を探す相談
息子様夫婦は共働きで、自宅で過ごしている母親に常時付き添うことが困難な為食事介助の出来る施設に預けた方が安全と判断し、担当ケアマネジャーから紹介されて当法人に相談。自宅を訪問して母親の意思を確認。早速、在宅診療クリニックに連絡を取り、受け入れ可能と思われる施設まで診療情報の提出を依頼。末期のがんであるため、受け入れ決まらずご家族の承諾を得て、診療情報を持ってほかの施設に交渉。3件目の施設で受け入れ可能となる。
がんの進行している方の受け入れ先確保は難しいが最後に相談した施設が同じ在宅診療クリニックの往診先であったことから、施設側も優先して対応を行った。
母親がガン末期のため入居していた老人ホームから退院後の受け入れができないといわれたため、新たに施設を探したいとの相談
二人の娘様はいずれも関東地区に居住しており、独居の母親を老人ホームに入居させていた。体調を崩し、入院したところ末期のガンであることが判明。入居していた施設からは受入れを断られたため、知り合いのケアマネジャーを通じて、当法人に相談。余命が少ないことから、それを承知で受け入れしてくれそうな施設を捜した。幸い実家の近くに見つかり、当法人が安価な運送会社を紹介し荷物の移送を行う。入居に立ち会い、元気そうな母親の様子を確認したが、残念にも1か月後に亡くなる。
今回、ご家族が退去する老人ホームにあった荷物移送の見積もりを、投げ込みチラシの業者に依頼したところ、2キロに満たない距離で当法人が依頼した業者の3倍の価格を提示していた。
関東在住の息子様より鹿児島の実家に住む80歳代の両親を一緒に老人ホームに入居させたいとの相談
ご主人に認知症があり、奥様も、腕の骨折が治ったばかりの状態。関東在住の息子様とメールのやり取りで要望の確認と施設の情報を提供。鹿児島帰省に合わせてご両親と一緒に施設見学。ご主人は奥様をささえている自負もあることから、奥様のために施設に入居することで納得。将来、認知による依存が増えることが予想されるため、ワンルームを2つ借りて夜は別々に休むことを提案。幸い隣通しの部屋が空いていたサービス付高齢者向け住宅が見つかり、ご入居。居宅介護支援事業所とヘルパーステーションが併設されており、定期巡回型訪問介護の利用で24時間の対応が可能になり遠方の息子様も安心された。ご実家の処分と、今後の財産管理の相談があったため、当法人指定の専門業者に家財整理を依頼し、連携している行政書士が任意後見人となった。
10年以上透析で病院に通う80代の母親を自宅で介護できなくなったので、施設に入居させたいとの相談
今までは娘さんやお孫さんが自宅で介護していたが、老衰や認知症の兆候があるご老人を働きながら介護をするのが難しくなり、施設探しの相談に至る。自宅に近い施設を探し、透析の出来る病院への転院を検討したが、病院は変えない方が良いとの病院関係者からの助言があり、通院している病院の送迎ルート沿いで透析患者対応の施設を探す。候補に挙げた施設の管理者と透析通院日の朝食と昼食の時間調整など相談し、小規模多機能ホームの利用で生活レベルの確保を確認。ご本人とご家族が見学を行い入居決定。
本件は、病院の看護師、担当ケアマネージャー、施設管理者と入念に打ち合わせ、透析治療に支障がないように行った。
関東の在住の娘様より、施設入居中の母親が自室で転倒骨折し入院、これを機に施設を変えたい
以前から施設の対応に不安を感じていても、遠方に住んでいて母親を施設に預けているという負い目などで我慢していたが、骨折している母親を気づかずに放置されていたことから、施設を変えることを決意。退院までに施設を探してほしいとの要望。希望に近い施設が見つかったため、当法人が同行して二人の娘さんと施設見学。退院まで部屋を確保するように管理者へ依頼。しかしながら退院間近になって発熱が続き、娘様の看病の甲斐なく残念ながら死去。宿泊所と葬儀場探しの相談があり、中央駅近くのホテルを紹介し、料金の安いご自宅近くの葬儀社を案内。偶然にも、母親が積み立てをしていた葬儀社だったため感謝される。
娘さんのご主人より一人暮らしの義母をグループホームに入居させたい
独居の母親のAさんを週に数回訪ねて世話をしていた娘さんが3ヶ月前に病気で入院し、ケアマネジャーがデイサービスやヘルパー訪問、弁当の配達などを組み込んで生活の維持に努めたが、急激に認知症状が進み自宅(アパート)での生活が危険な状態に。娘婿のBさんも仕事を抜けての見守りも困難な為、ケアマネージャーを通じて当法人に相談。本件については、行政、主治医、ケアマネジャーともにAさんの状況を危惧していたことから、空室のあったグループホームの管理者に即日入居の体制を依頼し、行政への施設内容書面提出を行うとともに、施設側に介護情報を提供、医療機関に診療情報提書面作成をお願いした。相談翌日に、AさんのアパートにBさん、行政担当者、ケアマネジャー、入居予定施設管理者及び当法人が集まり、当日中に施設入居できるように打合わせを行った。夕方、BさんがAさんを施設まで連れていき、入居に至った。相談日にはAさんがアパートの周辺を徘徊して、近所の方がBさんに連絡をする事態が発生しており安全面で危険な状態であった。
東京から呼び寄せた母親が入居していた高齢者住宅で骨折して入院、これを機に近くの老人ホームに入居させたい
骨折の治療が長引き、認知症も進行。問題行動や感染症などに対処するためメンタルクリニック処方の投薬と抗生物質治療を繰り返しており、中々退院まで至らなかった。退院に備えて施設情報の提供と数か所を見学にお連れする。病院から退院許可が下りても、老人ホームの受け入れが可能か判断が難しかったため、介護療養型医療機関との連携をとりながら、老人ホームとの交渉を行った。幸い、受け入れ可能な施設が見つかり退院と同時に入居。暫くは、声を上げたり、他入居者への干渉などで施設職員は大変だったが、近くの精神科から処方された薬と生活環境の認識及び職員の対応などで穏やかになりつつある。
本件は相談を受けてから、施設入居まで約4か月を要した。
担当ケアマネジャーより鹿児島に身寄りのない進行性疾患男性の入居先探しの相談
数年後には身体が硬直していまう男性の生活環境を維持するため、アパートから施設へ住み替え方向で、ケアマネジャー、男性の友人を交えての打ち合わせを行う。アパートの生活と変わらない設備の施設を見学したが、後日友人から本人が今のアパートを出たくないとの意思を表示した旨連絡あり。特別養護老人ホームまでの移行を踏まえて可能なサポートを提供できるような体制を組む予定だったが、現状維持とのことで、当法人の関与は一旦中止とする。
追記 相談から1年後自宅で死去
入院中の病院のソーシャルワーカーより退院が近い男性患者の入居先を探してほしいとの相談
自宅近くで様子がおかしいのをご近所の方が気付いてご家族に連絡。脳梗塞のため入院に至る。ご家族は自宅での生活は困難と判断し、同居も困難なことから老人ホームへの入居を検討。病院でご本人とご家族に面談、ソーシャルワーカーとの打合わせを行う。帰省中の娘様の時間の都合もあり、その場で対象になりそうな施設に連絡を取り、数件の見学にお連れする。
ソーシャルワーカーの意見を参考にし、ご家族の希望を満たす老人ホームに入居。暫くは認知症と思われる見当識や判断力の障害が施設の職員を悩ますが、専門クリニックの処方箋の効果もあり、1ヵ月ほどで行動が落ち着いた。本件は入居した施設に馴染めないうちに家族が訪問することで問題行動を引き起こしたため、落ち着くまで家族の面会を差し控えるなどの処置が行われた。
母親が自宅で転倒して入院したことから安全な老人ホームへの入居を検討し当法人へ相談
自営業のご自宅は1階が作業所兼店舗で住まいは階段を上り2階にある。娘さん夫婦も高齢になり足腰の弱った母親を介助するのが困難になった。自宅では退院後の生活に不安があるため、娘姉妹同士で相談し、老人ホームへの入居を決める。本件は、病院から施設紹介会社のパンフレットを貰い悩んでいるときに当法人のことを知人から聞いて相談に至った。病院にて、ご本人とご家族に面談し、ソーシャルワーカーを交えて身体状況を確認。ご予算、希望を聞き取り、後日リストアップした施設を2ヶ所同行訪問。介護付き有料老人ホームを気に入られて入居。